MOA美術館児童作品展は平成元年より、熱海にありますMOA美術館と全国各地域で組織された実行委員会が 主催し、各地域でボランティアを募り、家庭・学校・地域・行政と連携して取り組んでおります。本年、古賀市で実行委員会を立ち上げ単独で開催してから10周年を迎えました。これも皆様のご協力、ご協賛、ご支援あってのこと。心より感謝申し上げます。MOA美術館創立者岡田茂吉は、美しいものを見ることによって人の心は美しくなり、素直な心が生まれ、それが広がって社会が良くなると言われました。子どもたちが「見て・心動かし・表現する」その作品は、見る者に感動と癒し・力を与えてくれます。今年度は市内全8校の小学校より、820点の応募があり、その中から入賞103点入選78点を選出いたしました。ご応募ありがとうございました。
MOA美術館古賀市児童作品展実行委員会
実行委員長 安藤照美
子どもらしく素朴で素直な絵が審査会場いっぱいになりそんな嬉しさの中、丁寧に観させて頂きました。自由でのびやかな思いがあふれ出ている作品やしっかり最後までねばり強く描かれた作品など描きたいものに対する愛情や愛着が感じられる作品が、多くありました。 絵を描くことによって 美しいもの、尊いものを感じられる子どもたちがたくさん育ちますようにと、願って審査の総評といたします。
増山 頼人
古賀東小学校2年
「鶴ヶ城」
本人談
この絵をかこうと思ったのは、お城を見て、このお城で何がおこったのかを知って、きょうみを持ち、かきたいと思いました。 このお城に住んでいたい人たちが、守ろうとしたお城をかっこよく かこうと思いながら取りくみました。 ぼくががんばった所は、お城のマドの様子と石がきとシャチホコ です。工夫したのは 木のはっぱやお城の形です。 苦労した所は、石がきと空です。 完成してみて意外とよく出来たなと思いました。
審査員選評
増山 頼人さんの作品は いきいきとして気品のある作品です。 全体の色あいは美しくていねいに、心を込めて描かれています。 お城を見た時の感動がそのまま伝わってくる とても気持ちの良い作品です。
水野 朔太郎
舞の里小学校1年
「いけー!金 めだるたっせい」
袴田 ともおみ
古賀西小学校2年
「もしも小学校にきょうりゅうがいたら」