MOA美術館児童作品展は、「学習指導要領」にもとづき、子どもたちが自然・環境・社 会・他者との関わりを通して、興味や関心をもったことを、感性を働かせながら絵画によ って表現することで「情操を養い、豊かな心を育てる」ことを目的に開催しています。 コロナ禍を経た新しい時代。どんなに時代が変わっても、絵をかくことは、児童にとって 自分の思いや願いを表す大切な手段です。 MOA美術館創立者岡田茂吉は、美しいものを見ることによって人の心は美しくなり、素直 な心が生まれ、それが広がって社会が良くなると言われました。子どもたちが「見て・心 動かし・表現する」その作品は、見る者に感動と癒し・力を与えてくれます。 今年度は市内全8校の小学校より、892点の応募があり、その中から入賞103 点、入選 97 点を選出いたしました。ご応募ありがとうございました。 最後になりましたが、小学校をはじめ企業・団体・地域の方々のご協力、ご協賛、ご支援 に心より感謝申し上げます。
MOA美術館古賀市児童作品展実行委員会
心がいきいきした絵が審査会場いっぱいになり、子どもたちの元気が戻ってきた!と感じました。 そんな嬉しさの中、丁寧に見させて頂きました。 子どもたちの絵の世界の真実に出会うためには、「なにが描かれているんだろう。」と探るような気持ちで 見るのではなく、子どもたちの絵の方から「あのね!」と優しく語りかけてくれるのを待ちます。 「楽しかったよ、美しかったよ、おどろいたよ、こんなこと考えたよ、工夫したよ、すごいの見つけたよ」と絵 の中から声が聴こえて夢中で描いてる様子が想像できました。 そして思いもよらないような発想や、見たこともない世界に出会うことが出来、とても幸せな時間を頂きま した。 絵を描いて心が豊かになりますようにと、願って審査の総評といたします。
白井 花
青柳小学校1年
「ふくおかたわーとかぞくたわー」
本人談
夏休みに皆で行った福岡タワーが綺麗で絵に描きたいと思いました。 タワーのライトの白いちょんちょん を がんばって最後まで描きました。 家族の絵もタワーと同じ高さになってうれしかったです。 絵を描くのがとっても楽しかったです。
審査委員選評
白井花さんの作品は家族をタワーにみたてた発想がすばらしく、また、 夜空の中に輝く色彩が美しく描かれていました。 仲良し家族みんなの笑顔が楽しそうで幸せな作品だと思い選ばさせて頂き ました。
牛尾 光陽
古賀東小学校2年
「ちきゅうはさいこ~」
つる たいき
舞の里小学校2年
「大すきなクワガタとカブトムシ」